国内の暗号資産取引所ビットポイント(BITPOINT)が2026年9月3日、毎月自動で暗号資産を買い付ける「つみたて」サービスを終わらせると発表しました。
止まるのは10月です。ただし、申込・設定変更・取消しの受付は9月11日で終わりました。それ以降は、積立の中身を変えることも、途中でやめることもできません。
もうひとつ大事なのは、いまの積立設定がそのまま別サービスに引き継がれるわけではないことです。同じSBIグループのVCTRADEサービスにも積立はありますが、続けたい人は自分で設定し直す必要があります。
背景には、BITPOINTサービスとVCTRADEサービスを1つにまとめる作業があります。BITPOINTの口座と資産は、2026年12月末頃をめどにVCTRADEへ移る予定です。
9月30日には、「BITPOINT PRO」のサービスも10月30日(金)10時で終わると告知されました。その時点で残っている注文は自動で取り消され、VCTRADEサービスには引き継がれません。また、12月末頃の一括の移管を待たずに、利用者の申込で移管する「事前移管」の受付開始は、6月の告知では「9月末〜10月頃」でしたが、10月1日に確認した移管の特設サイトでは「2026年11月頃」(予定)になっています。
この記事で分かること
- 終了するのは何と何か
- 日付は3つ(9月11日・9月28日・10月7日)
- BITPOINT PRO の終了(10月30日10時)と、残っている注文の扱い
- 最終回の買付を受けたくない場合の期限
- 積立を続けたい場合に必要な手続き
- 背景にあるBITPOINTサービスとVCTRADEサービスの統合
- 口座と資産の移管スケジュール(事前移管の受付開始は「11月頃」に)
- 現時点で未確定の事項
各社の公表資料の記載を整理したものであり、特定の投資判断や資産の移動を推奨するものではありません。
ビットポイントの「つみたて」は何が終わるのか
ビットポイントは2026年9月3日、【重要】つみたてサービス終了のお知らせを公表しました。
同社の告知によると、BITPOINTサービスとVCTRADEサービスの統合に伴い、2026年10月の買付分をもって、BITPOINTサービスにおける「つみたて」サービスを終了するとしています。
終了する対象は次のとおりです。
| 終了するサービス | 内容 |
|---|---|
| 個別つみたて | 暗号資産を自分で選んで積み立てる |
| パックつみたて | テーマごとにまとめられた「パック」を選んで積み立てる |
| ゼロつみたて | ビットコインの積立買付に適用される、積立コストをゼロとする扱い |
同社の告知は、終了するサービスとして「個別つみたて」「パックつみたて」を挙げ、これに伴い、ビットコインの積立買付に適用される「ゼロつみたて」も終了するという書き方をしています。9月4日の確認時点では、ゼロつみたての紹介ページにも同じ終了告知が掲載されていました(10月1日の時点で、このページは表示されません)。
なお、9月3日の告知は、暗号資産の売買そのものが終わるという告知ではありません。この告知の対象は「つみたて」です。BITPOINT PRO の終了(9月30日の告知)は、下の節で整理しています。
日付は3つある|9月11日・9月28日・10月7日
同社の告知では、終了までのスケジュールが3つの日付で示されています。
| 日付 | 何が起きるか |
|---|---|
| 2026年9月11日(金) | 「つみたて」の申込・設定変更・取消しの受付終了 |
| 2026年9月28日(月) | 最終回の口座振替(引落し) |
| 2026年10月7日(水) | 最終回の買付 |
同社は、2026年10月7日の買付以降、口座振替および買付は行わないとしています。
最終回の買付日が「毎月10日」ではない
BITPOINTのつみたてルールでは、積立日(取引日)は毎月10日、口座振替日は毎月27日(土日祝日の場合は翌営業日)とされています。
今回の告知では、最終回となる2026年10月分の買付は10月7日(水)に実施するとされており、通常の毎月10日とは異なります。同社も「最終回の買付日は、通常の毎月10日とは異なりますので、ご注意ください」と告知に明記しています。
最終回の買付を希望しない場合
同社は、つみたてを設定している利用者について、設定内容に基づいて2026年10月7日に最終回の買付を行うとしています。
そのうえで、最終回の買付を希望しない場合の取消し手続きの期限を、2026年9月11日(金)と案内していました。取消しの受付自体が9月11日で終わったためです。
引落しは9月28日に行われ、買付は10月7日に予定されていますが、それを止められる期限は9月11日で、取消しの受付はすでに終わっています。
つみたての設定はVCTRADEへ自動では引き継がれない
同社の告知で、手続き上いちばん影響が大きいのはこの部分です。
BITPOINTサービスの「つみたて」設定は、VCTRADEサービスへ自動的には引き継がれません。
積立を継続されるお客様は、VCTRADEサービスにて改めて積立の設定をお願いいたします。
同じSBIグループのサービスに移る形ではありますが、積立の設定は移らないという説明です。BITPOINTのつみたてページにも「ご利用には、VCTRADEサービスにてあらためて積立の設定を行っていただく必要があります」と記載されています。
VCTRADEサービス側の積立(サービス名は「積立暗号資産」)について、同社のサービス概要ページには次の記載があります。
- 積立可能金額(1注文あたり): 500円〜200万円(1円単位)
- 積立頻度: 日次(DAY)・週次(WEEK)・月次(MONTH)。銘柄ごとに設定可能
- 利用料: 無料
- 積立注文日時: 日次は毎日午前10時以降、週次は毎週火曜日午前10時以降、月次は毎月28日午前10時以降の、同社が定める任意の時刻
BITPOINTの「つみたて」は毎月10日の買付、口座振替された日本円で購入する仕組みで、個別つみたては合計5,000円/月からという設定でした。頻度・金額・購入資金の扱いが同じではないため、同じ設定をそのまま移す形にはなりません。
同社は積立注文について、設定した積立金額の範囲内で購入可能な最大数量を注文するため、注文が成立した時点の価格によっては実際の積立金額が設定金額を下回る場合があるとしています。また、取引余力が積立注文金額を満たしていない場合などには積立注文が行われないとも記載しています。
BITPOINT PROは10月30日10時で終了|残っている注文はどうなる?
ビットポイントは2026年9月30日、【重要】BITPOINT PROサービス終了のお知らせを公表しました。告知の内容は次のとおりです。
| 項目 | 告知の記載 |
|---|---|
| 終了日時 | 2026年10月30日(金)10:00(予定)。同時刻に、新規注文の受付、既存注文の変更・取消、取引(約定)が終わる |
| 残っている注文 | 終了時点で残っている未約定の注文は、同社が自動で取り消す。注文に拘束されていた日本円・暗号資産は、利用可能な残高に戻る。利用者による取消の操作は原則不要 |
| VCTRADEサービスへの引き継ぎ | BITPOINT PRO の未約定の注文はVCTRADEサービスに引き継がれない。VCTRADEサービスで取引する場合は、改めて注文が必要 |
| 終了後に見られるもの | 取引照会・保有資産・損益は、終了後も引き続き確認できる |
| 取扱廃止の対象銘柄 | 取扱廃止の対象銘柄の BITPOINT PRO での取引は、10月7日(水)16:00に先に終わる(対象6銘柄のうち、BITPOINT PRO で扱っているのは OSHI を除く5銘柄) |
ここでいう取扱廃止の対象は、9月4日の【重要】OSHI・JMY・DEP・BNB・PEPE・TRUMPの取扱廃止のお知らせの6銘柄です。この告知では、取扱廃止日時は10月28日(水)13:00で、BITPOINT PRO での取扱いはその前の10月7日16:00に終わるとされています(OSHI は、もともと BITPOINT PRO での取扱いがありません)。取扱廃止の時点で売却も出金もされずに口座に残っている対象銘柄は、同社が日本円に換金して口座に付与するとしています。告知は「現時点では、2026年11月中を目処に市場価格で売却」する予定と書いています。
つみたての最終買付(10月7日)、6銘柄の BITPOINT PRO での取扱終了(10月7日16:00)、6銘柄の取扱廃止(10月28日13:00)、BITPOINT PRO の終了(10月30日10:00)と、10月には3つの日付に4つの予定が並んでいます。どれも、BITPOINTサービスとVCTRADEサービスの統合の流れの中で告知されたものです。
背景にあるBITPOINTサービスとVCTRADEサービスの統合
今回の終了は、単独の判断ではなく統合作業の一部として説明されています。
SBI VCトレードは2026年6月30日、VCTRADEサービスとBITPOINTサービスのサービス統合を公表しました。同社の告知によると、BITPOINTサービスの口座を持つ利用者については、2026年12月末を目途にVCTRADEサービスへ口座および資産の移管を予定しています。
同告知に記載された統合スケジュール(同社は「予定」と明記)と、10月1日に確認した移管の特設サイトの記載は次のとおりです。
| 内容 | 6月30日の告知 | 特設サイト(10月1日に確認) |
|---|---|---|
| BITPOINTサービスにおける新規口座開設受付終了 | 2026年7月31日(金)14:00 | (記載なし) |
| 利用者による事前移管申込の受付開始 | 2026年9月末〜10月頃(予定) | 2026年11月頃(予定) |
| 事前移管申込をしていない利用者の口座および資産を、同社側で移管 | 2026年12月末頃(予定) | 2026年12月末頃(予定) |
同社は、事前移管申込をした場合は簡単な手続きで移管できるとしています。また、現在VCTRADEサービスを利用している人には、統合に伴う手続きはないとも明記しています。
2026年8月13日には、移管対象の利用者向けの特設サイトを公開したことが公表されました。同社が「主な掲載内容」として挙げているのは、移管スケジュール、よくある質問(移管の手続き、取引報告書等の参照方法、つみたて設定の取扱い、取扱銘柄・ステーキング・セキュリティ体制など)、BITPOINTサービスとVCTRADEサービスとの違い(対応サービス・手数料等の比較)、VCTRADEサービスの強み(取引サービス、ステーキング、ステーブルコインの取扱いなど)、取引ツール・アプリの紹介の5点です。
8月13日の告知には、事前移管申込の詳細な手続き内容は2026年9月上旬を目途に案内する予定との記載がありました。10月1日に確認した特設サイトは、「事前移管の詳細なお手続き内容は、決まり次第お知らせいたします」という書き方です。受付開始の時期が「11月頃」に変わった理由は、特設サイトには書かれていません。
特設サイトには、移管のあとは BITPOINTサービスの利用が終わり、VCTRADEサービスで取引する形になること、VCTRADEサービスの口座を持っていない人には VCTRADE の口座が新しく作られ、別に初回ログインの設定が必要になることも書かれています(設定方法は「決まり次第」案内)。事前移管をした人を対象にしたキャンペーンを予定している、という記載もあります。
今回の告知に書かれていないこと
読者の関心が向きやすい一方で、今回確認した各告知には記載がない事項を分けて示します。推測は行いません。
- 税務上の取扱い — つみたての終了、および口座・資産の移管について、今回確認した告知に税務上の取扱いに関する記載はありません。個別の申告における取扱いは、税務署または税理士への確認事項のひとつです
- BITPOINTサービスの他のサービスの終了時期 — 特設サイトは、移管のあとは BITPOINTサービスでの取引・各種機能の利用が終わると説明しています。一方、つみたてと BITPOINT PRO のほかの「貸して増やす」「ステーキング」などについて、それぞれの終了日時や移管後の扱いは、10月1日に確認した資料では特定できません
- 移管後に保有銘柄がどう扱われるか — 特設サイトのFAQに「取扱銘柄」の項目があるとされていますが、統合の告知の本文に具体的な記載はありません(取扱廃止の6銘柄の扱いは、上の「BITPOINT PRO」の節のとおり9月4日の告知に書かれています)
現時点で未確定の事項
- 事前移管申込の具体的な手続き — 8月の告知では9月上旬を目途に案内予定とされていましたが、10月1日時点の特設サイトでは「決まり次第お知らせ」とされ、受付開始は「11月頃(予定)」です
- 移管スケジュール — 6月30日・8月13日の告知と特設サイトは、どれも「予定」と明記しています。事前移管の受付開始は、6月30日の告知が「9月末〜10月頃(予定)」、10月1日に確認した特設サイトが「11月頃(予定)」と書いており、確定した日付ではありません。いつ書き換わったかは確認できていません
- BITPOINT PRO の終了日時 — 告知は「2026年10月30日(金)10:00〔予定〕」と書いています
- VCTRADEサービス側の仕様変更の有無 — 今回確認した公表資料では、統合後に積立の条件が変わるかどうかについての説明を確認できません
この記事のまとめ
- ビットポイントが2026年9月3日、BITPOINTサービスの「つみたて」(個別つみたて・パックつみたて・ゼロつみたて)を終了すると公表しました
- 日付は3つです。申込・設定変更・取消しの受付終了が9月11日(金)、最終回の口座振替が9月28日(月)、最終回の買付が10月7日(水)です
- 最終回の買付を希望しない場合の取消し手続きの期限は、9月11日でした
- つみたての設定はVCTRADEサービスへ自動では引き継がれません。継続する場合は改めて設定が必要です
- 9月30日、BITPOINT PRO も10月30日(金)10時で終了すると告知されました。残っている注文は自動で取り消され、VCTRADEサービスには引き継がれません。取扱廃止の対象6銘柄のうち OSHI を除く5銘柄は、BITPOINT PRO での取引が10月7日16時に先に終わります
- 背景はBITPOINTサービスとVCTRADEサービスの統合で、口座・資産の移管は2026年12月末頃の予定とされています。事前移管の申込の受付開始は、6月の告知では「9月末〜10月頃」、10月1日に確認した特設サイトでは「11月頃」と書かれています(同社の表記はすべて「予定」です)
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確認日: 2026年10月1日(BITPOINT PRO の終了・取扱廃止・移管の特設サイト)。つみたての終了は2026年9月4日に確認。初出は2026年9月4日。本記事は各社の公表資料の記載を整理したものです。暗号資産の取引には価格変動をはじめとする各種のリスクがあり、損失が生じる可能性があります。
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